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MID−SPAN
LARGE BKT
ロ----なし(非損傷)
■----なし(損傷あり)
〇----あり(非損傷)

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図2.7.6 累積被害度計算例

 

2.7.2.2 トランスリングの面材
ばら積み貨物船のトップサイドタンクやビルジホッパータンクのトランスリングの面材には、図2.7.7に示すように桁にT型に取り付けられる対称型のものと、桁の片面にL型に取り付けられるL2型、またはL3型と称するタイプがある。
T型は対称形状であることから面材の応力分布などの強度面で優れるが、トランスリングの小組み時に反転が必要になるなど、反転が不要でウェブの片面からの作業で小組みが完了するL3型に比べ工作性に難がある。
一方、L3型の面材をコーナー部でRに沿わせずに直線状に配置して工作性を更に高めたL3直線型の実績も多く、近年では殆どの小型船で採用されているが、大型船のトップサイドタンクや、中・小型船でも荷重が厳しいバラスト倉では、強度面への配慮からT型を採用しているケースも多い。
サイドロンジなどについてはT型/L型の強度特性についての種々の検討結果が公表されており、船級協会からもガイダンスが出されているが、ばら積船のトランスリングの様な形状の桁についてT型とL型面材の違いを示した資料は

 

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図2.7.7 トランスリング面材形状の比較

 

 

 

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